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▽フィツォ氏は24年5月、中部ハンドロバの市庁舎前で腹部を撃たれ、緊急搬送された。
2024年5月15日/スロバキア、中部ハンドロバ、フィツォ首相が銃撃された現場(AP通信)

スロバキアのフィツォ(Robert Fico)首相暗殺未遂事件の容疑者がテロ容疑で起訴された。検察が17日、明らかにした。

フィツォ氏は24年5月、中部ハンドロバの市庁舎前で腹部を撃たれ、緊急搬送された。

容疑者は殺人未遂で逮捕・起訴され、その後、テロ容疑で再逮捕されていた。

フィツォ氏は数カ月入院した後、職務に復帰した。

警察庁は先月、容疑者の捜査を終えたと報告していた。裁判の日程は明らかになっていない。

検察は24年7月、殺人未遂罪を取り下げ、捜査当局が入手した証拠に基づき、より重いテロ容疑に切り替えると発表していた。

政府は当初、このテロは政治的動機によるもので、「ローンウルフ(一匹狼)」による犯行とする一方、第三者が関与している可能性も否定できないと述べていた。

与党・スメルは23年9月の議会選(一院制、定数150)で第一党に躍進し、フィツォ氏を党首とする連立政権が発足した。

フィツォ氏はウクライナ支援を停止するなど、EUの親欧米派に反旗を翻し、ハンガリーのオルバン(Viktor Orbán)首相と共にロシア寄りの姿勢を取っている。

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