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▽爆発の原因は明らかになっていない。イギリスのNGOシリア人権監視団は地元当局者の話しとして、「不発弾が爆発した可能性がある」と伝えている。
シリア、イスラム国との戦闘で荒廃した町と国旗(Getty Images)

シリア北西部ラタキア県の建物で爆発があり、少なくとも16人が死亡、18人が負傷した。救助ボランティア団体ホワイト・ヘルメット(シリア民間防衛隊)が16日、明らかにした。

それによると、爆発は市中心部にある4階建ての建物の1階のスクラップ置き場で発生。この爆発で建物は倒壊し、子供を含む数十人が巻き込まれた。

ホワイト・ヘルメットは声明で、「女性5人と子供5人を含む16人の遺体を収容し、18人が病院に搬送された」と述べた。

建物の上階は集合住宅として利用されていたようだ。

爆発の原因は明らかになっていない。イギリスのNGOシリア人権監視団は地元当局者の話しとして、「不発弾が爆発した可能性がある」と伝えている。

国連は先月、昨年12月にアサド政権が崩壊して以来、シリア全土で1400発以上の不発弾が処理され、ラタキア県を含む多くの地域で地雷原の除去が必要であると明らかにした。

それによると、不発弾による事故の死者は数百人に上り、その多くが金属くずを集めて生計を立てている子供だという。

ラタキア県では最近、暫定政府を支持する民兵とアサド派の武装勢力による戦闘が激化し、1週間で1300人以上が死亡。暫定政府は先週、反乱を鎮圧した。

この戦闘による被害の全容は明らかになっておらず、暫定政府は現場で何が起きたのか説明できていない。

暫定政府は他の少数民族、特に北東部のクルド人や南部のドルーズ派との政治的和解を達成するのに苦労している。

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