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▽カプタゴンは「貧乏人のコカイン」と呼ばれ、アラブ諸国や欧州などで人気を集めている。
カプタゴン(アンフェタミン系薬物)の錠剤(Getty Images)

イラクの捜査当局がシリアからトルコ経由で密輸された違法薬物カプタゴン推定1.1トンを押収した。内務省が16日、明らかにした。

それによると、今回の押収量は過去最大規模で、サウジアラビアの麻薬取締局から提供された情報に基づき、捜査を行ったという。

捜査当局はカプタゴンをいつどこで押収したか、逮捕者が出たかどうかを明らかにしていない。

カプタゴンは「貧乏人のコカイン」と呼ばれ、アラブ諸国や欧州などで人気を集めている。シリア内戦でもカプタゴンが大量に出回り、多くの戦闘員が恐怖心を薄れさせるために使用したとされる。

シリアのカプタゴン産業の規模は数十億ドルと推定されている。

シリアのアサド前政権は違法薬物の密売で外貨を獲得してきた。暫定政府のシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領はカプタゴンの取り締まり強化を約束している。

サウジ、ヨルダン、トルコなど、多くのアラブ諸国がアサド政権下のシリアから流入するカプタゴンに悩まされてきた。

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