▽事件は州都クエッタ郊外で発生。IED(即席爆発装置)とみられる爆発物が爆発し、隊員を乗せたバスと別のバスが大破した。
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パキスタン南西部バルチスタン州で16日、治安部隊を乗せたバスの近くで爆弾が爆発し、少なくとも5人が死亡、10人が負傷した。陸軍が明らかにした。
それによると、事件は州都クエッタ郊外で発生。IED(即席爆発装置)とみられる爆発物が爆発し、隊員を乗せたバスと別のバスが大破したという。
陸軍は声明で、少なくとも5人が死亡、10人が近くの病院に搬送されたと明らかにした。
バルチスタン州知事はこのテロ攻撃に反政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」が関与していると述べたが、それ以上の詳細には言及しなかった。
バルチスタン州ではBLAによる列車襲撃事件が発生したばかり。BLAは乗客約400人を人質にとり、治安部隊が対テロ作戦を実施、BLAの戦闘員33人を殺害した。
陸軍はこの作戦で兵士、鉄道職員、民間人計31人の死亡を確認したと報告している。
バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。