▽ペルーは2023年9月以降、金利を7.75%の高水準から徐々に緩和してきた。
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ペルー中央銀行は13日、市場の予想通り、主要政策金利を4.75%に据え置いた。
ペルーは2023年9月以降、金利を7.75%の高水準から徐々に緩和してきた。
中銀は声明で、3月の消費者物価指数(CPI)が目標値の下限に近づき、その後レンジの中間点までじりじりと上昇すると予想されることから、金利を据え置くことを決定したと述べた。
2月のインフレ率は前年同月比1.48%増で、中銀の目標値である2%プラスマイナス1ポイントの下限に達している。
中銀は変動の大きい食品とエネルギー価格を除いたコア・インフレ率について、2%前後で推移する見込みであると付け加えた。
政府は先月末、今年のGDPが24年比で4.0%上昇するという見通しを示していた。
ペルー経済は何十年もの間、南米でトップクラスのGDP伸び率を誇っていたが、近年は政情不安が高まる中、主要な鉱業部門も社会不安に見舞われ、冷え込んでいた。
しかし、政府と中銀は同国が不況から立ち直りつつあり、インフレ圧力の低下や投資が増加していることなどから、明るい見通しを立てている。