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▽国会は11日、ルイス・モンテネグロ首相の不信任決議案を賛成多数で可決した。
2025年3月11日/ポルトガル、首都リスボンの国会、ルイス・モンテネグロ首相(AP通信)

ポルトガルのレベロデソウザ(Marcelo Rebelo de Sousa)大統領は13日、5月18日に解散総選挙を行うと発表した。

レベロデソウザ氏は国民に向けたテレビ演説で、有権者に対し、3年ぶり3度目の早期解散総選挙に積極的に参加するよう促した。

レベロデソウザ氏はトランプ米政権と極右政党の台頭を念頭に置き、「欧州は政治的安定を必要とする安全保障と経済への厳しい挑戦に直面している」と述べた。

国会は11日、ルイス・モンテネグロ(Luís Montenegro)首相の不信任決議案を賛成多数で可決した。

野党はモンテネグロ氏の家族が経営する法律事務所における不正疑惑を追求。与党・社会民主党率いる少数連立政権は野党の攻勢に耐えられず、崩壊した。

モンテネグロ氏は不正を否定。22年に社会民主党の党首に就任した際、法律事務所の経営権を妻と子供たちに委ね、その運営には一切関与していないとしている。

地元メディアの世論調査によると、一連の不正疑惑、トランプ米政権とEUの対立、欧州における極右政党ん躍進などの影響により、次の選挙では右派が躍進する可能性が高いという。

昨年の地方議会選では右派が3位に躍進している。

ポルトガルの人口は約1060万人。過去50年間、中道右派の社会民主党と左派の社会党が国を率いてきた。

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