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▽トランプ政権は許可を得ていない不法移民を一掃すると宣言。その数は22年時点で1100万人と推定されている。
2025年2月5日/米コロラド州デンバー、不法滞在者を連行する移民局(ICE)の捜査官(ロイター通信)

国土安全保障省(DHS)は12日、トランプ(Donald Trump)大統領が就任した1月20日以来、移民局(ICE)などが国内に不法滞在している移民3万2000人以上を逮捕したと明らかにした。

ICEによると、トランプ政権発足から50日間で1万4000人以上の有罪判決を受けた移民、9800人の未決拘留中の移民、1155人のギャング構成員、44人の外国人逃亡者を逮捕したという。

ICEは残りの約8700人について、適切な書類を持たず、当局の許可を得ていない不法移民と説明した。

ICEは12日のオンライン会見で、最終的な送還者数の目安と、逮捕した移民を収容する施設について質問を受けた。

トランプ政権は許可を得ていない不法移民を一掃すると宣言。その数は22年時点で1100万人と推定されている。

ICEは送還者数の目安に言及せず、司法の決定による釈放や基礎疾患を持つなど、人道的な理由で釈放された移民がいることを認めた。

またICEは移民を収容する施設について、「収容率は限界に達しており、約4万7000のベッドが埋まっている」と明らかにした。

さらに、ICEは連邦保安局(FBI)や連邦刑務所との協議を通じて、移民を収容するスペースを拡大しているとした。

また、連邦議会に対しても、施設の拡充などに必要な予算を確保するよう求めているとした。

トランプ氏は不法移民とフェンタニルによる脅威を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。南部のメキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。

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