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▽2月のインフレ率は前年同月比で0.7%減。1月に比べると0.2%減であった。
中国、上海近郊の繁華街(AP通信)

中国の2月の消費者物価指数(CPI)が13カ月ぶりに下落した。国家統計局が9日、明らかにした。

それによると、2月のインフレ率は前年同月比で0.7%減。1月に比べると0.2%減であった。

他の国々がインフレへの対処に苦労する中、中国共産党は物価下落に平身低頭し、経済の足を引っ張るデフレスパイラルに発展する可能性に直面している。

デフレスパイラルは物価下落による企業業績の悪化から賃金が減少、消費減退につながり、さらに物価が下落する悪循環を指す。

政府は先週、全人代の年次報告で、内需と個人消費を拡大する必要性を強調したが、景気浮揚のための劇的な新手段を発表することは控えた。

旧正月は旅行、外食、娯楽などで支出が増える時期だが、月の周期に基づくため、今年は2月ではなく1月後半に訪れた。

年末年始の支出は1月のインフレ率を0.5%上昇させたが、それでも物価下落の傾向は続いているように見える。

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