▽このイスラエル人女性はホームステイ中で、6日夜、米国籍の男性1人とインド国籍の男性2人と星を眺めていた。
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インド南部カルナタカ州でイスラエル国籍の女性とインド人女性が集団レイプされ、2人が逮捕された。警察が8日、明らかにした。
それによると、このイスラエル人女性はホームステイ中で、6日夜、米国籍の男性1人とインド国籍の男性2人と星を眺めていたという。
もう1人の女性はイスラエル人女性を受け入れた家族のひとりであった。
警察によると、バイクに乗った3人の男が5人に金銭を要求。男性が拒否すると、3人組は男性たちを近くの用水路に突き落とし、女性2人をその場でレイプしたという。
用水路に突き落とされた3人のうち、インド人1人が死亡。残り2人は生還した。
警察は特別捜査チームを立ち上げ、3人組を追跡。2人を8日に逮捕した。2人は殺人未遂、傷害、集団強姦など、複数の罪に問われている。
暴行を受けた女性2人の容体は明らかになっていない。
インドは「レイプ大国」と呼ばれるほどレイプ事件が後を絶たず、2020年にカースト最下層のダリットの女性が集団レイプされ死亡した事件は全国規模の抗議デモに発展した。
国家犯罪記録局(NCRB)によると、22年に全国で確認されたレイプ事件は3万1516件、21年から20%増加したという。これは認知された件数であり、実際はもっと多いと推定されている。
政府は2013年に刑法を改正、ストーカー行為や盗撮を犯罪とし、成人として裁かれる年齢を18歳から16歳に引き下げた。
さらに、2018年の刑法改正では12歳未満の子供をレイプした者に対する刑罰の最高刑を死刑に引き上げた。
これらの法改正後もレイプ事件は後を絶たず、24年8月にはコルカタの大学病院で働く31歳の女性研修医が性的暴行を受け殺害される事件が発生。大規模デモを引き起こした。