▽事故はサンパウロ市から370キロほど離れたヌポランガ近郊の高速道路で20日遅くに発生。トラックの運転手は現場から逃げようとしたが、捕まって入院した。
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ブラジル南東部サンパウロ州の高速道路で大学生を乗せたバスとトラックが衝突し、乗客12人が死亡、21人が負傷した。警察が21日、明らかにした。
それによると、事故はサンパウロ市から370キロほど離れたヌポランガ近郊の高速道路で20日遅くに発生。トラックの運転手は現場から逃げようとしたが、捕まって入院した。
TVグローボが報じた映像には左側面が完全に破壊されたバスが映っていた。
警察によると、亡くなったのは全員フランカ大学の学生であった。
TVグローボは関係者の話しとして、「トラックの運転手は道路交通法違反を含む複数の罪で逮捕・起訴された」と伝えている。
サンパウロ州知事は声明で犠牲者に哀悼の意を表し、州を挙げて3日間喪に服すと宣言した。
フランカ大学は声明で「学生たちが悲劇的な事故で夢を断たれたというニュースを受け、悲嘆に暮れている」と述べた。
警察庁によると、24年の交通事故による死者は1万人超。12月には南東部ミナスジェライス州の高速道路で旅客バスと大型トラックが衝突し、41人が死亡した。