▽容疑者たちは少なくとも3万5000トンの廃棄物を不法に処理し、少なくとも400万ユーロ（約6億4000万円）の利益を上げたとされる。
欧州警察機関（ユーロポール）は14日、クロアチアに有害廃棄物を不法に持ち込み廃棄したとして、13人を逮捕したと明らかにした。
それによると、ユーロポールは主犯格とされるクロアチア人2人を以前からマークしていたという。
この2人はイタリア、スロベニア、ドイツで有害廃棄物を集め、クロアチアに送っていたとされる。
ユーロポールによると、廃棄物は適切に処理されず、特定の場所に埋められたという。
容疑者たちは少なくとも3万5000トンの廃棄物を不法に処理し、少なくとも400万ユーロ（約6億4000万円）の利益を上げたとされる。
地元警察によると、廃棄物はリサイクル可能なプラスチック廃棄物として申告されていた。しかし、実際には必要な許可を持っている業者でなければ処理できない有害廃棄物であった。
クロアチア当局はこの犯罪ネットワークが国内の企業から排出された医療廃棄物も不法に処理していた可能性があるとみて捜査している。
クロアチア当局は14日の声明で、「共謀罪、環境に対する犯罪、脱税、マネーロンダリングの疑いがある10人と4つの法人について捜査を開始した」と述べた。
国営テレビによると、警察は7人の逮捕状を請求したという。
