▽ミレイ大統領はトランプ米大統領を敬愛し、過去の左派政権が進めてきた政策を一変させた。
アルゼンチンが5日、世界保健機関(WHO)から脱退すると表明した。
大統領府の報道官は声明で、「ミレイ(Javier Milei)大統領はWHOからの脱退手続きを進めるよう関係閣僚に命じた」と述べた。
ミレイ氏はトランプ(Donald Trump)米大統領を敬愛し、過去の左派政権が進めてきた政策を一変させた。
トランプ氏は就任初日にWHOから脱退する大統領令に署名。ミレイ氏はX(旧ツイッター)への投稿でこの決定を称賛していた。「さすがです、陛下」
ミレイ氏は脱退を命じた主な理由について、「WHO内部の問題、特にコロナパンデミックにおける同組織の中国寄りの姿勢」と指摘している。
またミレイ氏は前左派政権がWHOの勧告に基づき、数か月間国境を封鎖していたことにも言及。WHOを「役立たず」と呼んだ。
さらに、「他国の政治的影響からの独立性の欠如」を挙げた。「WHOは左寄りの国、特に中国が好きだ」
トランプ氏も同様に、WHOがコロナやその他のウイルス危機を誤って処理し、最大の資金拠出国である米国に「不当かつ過酷な支払いを要求してきた」と主張している。