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▽コンゴ国内で外国人が違法採掘により実刑判決を受けたのはこれが初めてみられる。
コンゴ民主共和国の金鉱山(Moses Sawasawa/AP通信)

コンゴ民主共和国東部・南キブ州で鉱物資源を違法に採掘したとして、3人の中国人が懲役7年の実刑判決を受けた。現地メディアが14日に報じた。

それによると、3人は規制当局の命令を無視して南キブ州内の金鉱山で採掘事業を行ったという。

コンゴ国内で外国人が違法採掘により実刑判決を受けたのはこれが初めてみられる。

報道によると、判事は3人に罰金60万ドルの支払いも命じたという。

3人は違法採掘だけでなく、詐欺、マネーロンダリング、略奪の罪でも有罪となった

3人は1月4日、金の延べ棒10本と現金40万ドルを持って出国しようとしたところ、逮捕された。

AP通信は弁護士の話しとして、「3人は控訴する意向を示している」と報じた。

一方、検察はこの判決を評価し、この事件と裁判がコンゴにおける違法採掘を抑止することを期待していると表明した。

南キブ州政府は昨年7月、武装勢力による暴力が激化していることなどを受け、州内における全ての採掘活動を禁じた。

同州知事は当時の声明で、「採掘業者と武装勢力の衝突が相次いでいるため、追って通知があるまで、全ての採掘活動を禁じる」と述べていた。

これにより、外国企業が所有する鉱山も採掘が禁じられた。

一部の採掘地域は武装勢力の支配下にあるため、この決定が守られているかは分からない。

南キブ州は金やコルタンの生産地であり、何千人もの市民が直接・間接的に鉱業に依存している。

コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。

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