▽米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買力を押し下げる可能性がある。
売り家の看板(Getty Images)

米国の30年物固定住宅ローン金利が2週連続で上昇し、7月中旬以来の高水準となった。

フレディマックは26日、30年ローンが先週の6.72%から6.85%に上昇したと発表。1年前は6.61%であった。上昇は2週連続。

30年ローンは7月11日週の6.89%以来の高水準となった。9月には2年ぶりの低水準となる6.08%まで低下したものの、この3ヶ月間、じわじわと上昇している。

アナリストたちは来年も30年ローンが6.00~6.50%で推移すると予想している。

低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.92%から6.00%に上昇。1年前は5.93%であった。

米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買力を押し下げる可能性がある。

住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策決定に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。

住宅ローン金利の上昇と住宅価格の高騰により、多くの市民が住宅の購入を躊躇している。

11月の中古住宅販売件数は2ヵ月連続で増加したものの、住宅市場は依然として低迷しており、1995年以来最悪の低さとなる見通しだ。

10年債利回りは9月に3.7%を割り込んだが、26日の取引では4.61%まで上昇した。

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