◎軍政は近日中に恩赦の対象を発表する予定だ。
アフリカ西部・ブルキナファソの軍事政権が2015年のクーデター未遂事件で有罪判決を受けた人々に恩赦を与える政令を採択した。
軍政は声明で、「彼らはテロリストに立ち向かうと忠誠を誓い、前線で戦うこともいとわないだろう」と主張している。
2014年、当時のコンパオレ(Blaise Campaore)大統領は27年間の統治を延長するために憲法を改正しようとし、抗議デモに直面。国外に逃亡した。
大統領府のエリート部隊に所属する兵士たちは翌年、選挙の1カ月前にクーデターを画策。暫定政権に終止符を打とうとした。
しかし、クーデターは失敗に終わり、2019年、数人の将校が実刑判決を受けた。兵士らの裁判は保留されていた。
軍政は近日中に恩赦の対象を発表する予定だ。
2015年のクーデター失敗後、カボレ(Roch Kabore)氏が50年ぶりの平和的かつ公正な大統領選挙で勝利した。
しかし、ダミバ(Paul-Henri Sandaogo Damiba)中佐が22年1月のクーデターでカボレ氏を追放。その8カ月後、トラオレ(Ibrahim Traore)大尉率いる反乱軍がダミバ中佐を追放し、最高指導者に就任した。