◎詐欺師たちはアメリカ大陸と欧州の被害者に電話をかけ、WhatsAppやインスタグラムなどのソーシャルメディアプラットフォームに誘導し、ロマンスや偽の投資機会を提供し、金を搾り取っていた。
アフリカ西部・ナイジェリアの捜査当局が国際的なオンライン詐欺の拠点として使用されていたとみられる建物を摘発し、792人を逮捕した。現地メディアが17日に報じた。
それによると、当局は先週10日、最大都市ラゴスにある7階建てビルを家宅捜索し、金融詐欺やロマンス詐欺などに関与したとされる中国人148人やフィリピン人40人など、計792人を逮捕したという。
当局は声明で、「詐欺師たちはアメリカ大陸と欧州の被害者に電話をかけ、WhatsAppやインスタグラムなどのソーシャルメディアプラットフォームに誘導し、ロマンスや偽の投資機会を提供し、金を搾り取っていた」と述べた。
詐欺師は被害者の信頼を得ると、暗号通過などで資金を振り込むよう促す。当局によると、その手口は多種多様で、今回逮捕されたナイジェリア人たちは主に金の回収を担当していたとみられる。
当局は家宅捜索で数十台のコンピューター、スマートフォン、車両などを押収。この組織が外国の犯罪犯罪とつながっている可能性があるとして、欧米諸国の関係機関と連携して捜査している。