◎元政府高官たちは法人の宝くじライセンスを承認するにあたり、820万ユーロ相当(約13億3000万円)の賄賂を受け取ったとされる。
北マケドニア、首都スコピエ中心部の広場(Getty-Images)

北マケドニア政府は16日、宝くじのライセンスに関する不正行為に関与した疑いがあるとして、元政府高官ら8人が捜査対象になっていると明らかにした。

内務省は声明で元高官の氏名に言及せず、「元首相、元副首相、宝くじを販売する法人の元理事らが不正行為の捜査対象になっている」と述べた。

公共放送は関係者の話しとして、「コバチェフスキ(Dimitar Kovachevski)元首相が捜査対象に含まれている」と報じた。

宝くじを販売する法人は前政権が承認していた。

地元メディアによると、元政府高官たちは法人の宝くじライセンスを承認するにあたり、820万ユーロ相当(約13億3000万円)の賄賂を受け取ったとされる。

捜査当局はこの数日で少なくとも9箇所を家宅捜索したとされる。今のところ逮捕者は出ておらず、内務省も公的声明を出していない。

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