◎現場は州都クエッタの北方約75キロに位置する町の警察署近く。オートバイの近くにいた2人が死亡した。
パキスタン、南西部バルチスタン州の集落(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)

パキスタン南西部バルチスタン州で爆発物を積んだオートバイが警察署付近で爆発し、武装勢力の戦闘員とみられる2人が死亡した。警察が9日、明らかにした。

それによると、現場は州都クエッタの北方約75キロに位置する町の警察署近く。オートバイの近くにいた2人が死亡したという。

州警察の報道官は声明で、「オートバイの持ち主とみられる2人組は自爆テロを計画していた可能性がある」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

地元テレビ局は目撃者の話しとして、「警察署の近くで突然爆発が起き、警察官たちが黒焦げになった遺体を回収していた」と伝えている。

バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、バルチスタン解放軍(BLA)などの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。

BLAは先月、バルチスタン州内で数十人を殺害。最も死者が多かったのはクエッタの駅での自爆テロで、陸軍の兵士や鉄道職員を含む26人が死亡した。

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