◎選挙翌日の11月11日までSNSサイトにアクセスすることはできない。
アフリカ西部・インド洋の島国モーリシャス(Getty Images)

モーリシャス政府が今月10日の議会選に先立ち、ソーシャルメディアサイトへのアクセスを禁じた。現地メディアが1日に報じた。

通信規制当局は声明で、「選挙翌日の11月11日までSNSサイトにアクセスすることはできない」と述べた。

同国では先月、政治家、財界人、市民団体などの電話を録音したデータがSNS上に流出し、国を揺るがした。

国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」によると、盗聴データの中には5人のジャーナリストの会話も含まれていたという。

政府はこの流出を国家安全保障への脅威と非難し、当局に対し、選挙期間中のSNSへのアクセスを禁じるよう命じた。

プロバイダーのEMTELは1日、この指示に従うと声明を出した。「EMTELはこの措置が顧客に与える不都合を理解しているが、命令に従う以外に選択肢はない...」

国営テレビは首相府の声明を引用し、「SNS停止は国家の安全保障と国の完全性を守るために不可欠である」と報じた。

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