◎イスラエル人旅行者が標的になっているという情報に基づき、スリランカ出身の3人を逮捕した。
スリランカ、首都コロンボの通り(Getty Images)

インド洋の島国スリランカの警察当局がイスラエル人旅行者への攻撃を計画していたとして、3人を逮捕した。政府が24日、明らかにした。

大統領府の報道官は声明で、「イスラエル人旅行者が標的になっているという情報に基づき、スリランカ出身の3人を逮捕した」と述べたが、それ以上の詳細は捜査に支障が出る恐れがあるとして明らかにしなかった。

地元テレビ局は政府関係者の話しとして、「公安当局が米国とイスラエルの情報機関の情報に基づき、捜査を行った」と伝えている。

ディサナヤケ(Anura Kumara Dissanayake)大統領は23日、イスラエル人旅行者を脅かす可能性があるという情報を他国から得たため、同国東部にあるサーフィンの人気スポット、アルガム湾周辺の警備を強化したと明らかにしていた。

イスラエル国家安全保障会議(NSC)もスリランカで生活する自国民に対し、同様と警告とアルガム湾、南部および西部の沿岸部から退避するよう勧告していた。

スリランカ大統領府は声明で、「他国から受けとった情報に具体的な内容は含まれていなかったが、イスラエル国民が宗教的な集まりを行う場所が標的になっているとみられる」と述べた。

イスラエル外務省によると、スリランカには現在、575人のイスラエル人が滞在している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク