◎事故原因は分かっていない。運転手の安否も不明である。
パキスタン南西部バルチスタン州の山道で結婚式の招待客を乗せたバスが道を外れて谷底に転落し、少なくとも7人が死亡した。政府報道官が3日、明らかにした。
それによると、陸軍・警察・ボランティアが現場で7人の死亡を確認し、17人を救助したという。このうち数人は意識不明の状態と伝えられている。
事故原因は分かっていない。運転手の安否も不明である。
パキスタンでこのようなバス事故は珍しくなく、原因のほとんどが運転手の過失や車両の整備不良である。
バルチスタン州では8月25日、イスラム教シーア派の巡礼者を乗せたバスが道を外れて渓谷に転落し、少なくとも12人が死亡、32人が重軽傷を負った。
同じ日、東部パンジャブ州ラホール郊外の地区でバスが谷に転落し、子供1人を含む24人が死亡。生存者はいなかった。警察はこの2件について、運転手の過失によるものと結論付けている。
8月の初めには隣国イランでパキスタン人51人を乗せたバスが猛スピードで道路を外れて未舗装の土地に突っ込み大破。28人が死亡、23人が重軽傷を負った。