◎イランの支援を受けるイラク民兵は過去1年間、定期的にイラクの米軍基地を標的にしてきた。
イラク、首都バグダッド中心部の元米軍管轄区域グリーンゾーン、治安当局者(AP通信)

イラク・バグダッドの空港周辺で爆発があり、治安当局が捜査している。現地メディアが10日に報じた。

それによると、爆発音は午後11時頃に少なくとも2回聞こえたという。

この空港は現在、11日のイラン大統領訪問に先立ち、厳戒態勢を敷いている。

ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領は7月の就任以来、初の海外訪問となる。

国営メディアは当局者の話しとして、「爆発の種類や原因は特定されておらず、バグダッド空港は通常通り運航している」と伝えている。

バグダッド空港で被害は確認されておらず、何がどこで爆発したかも分かっていないようだ。被害や死傷者についての情報もない。

同空港に隣接する米軍基地もコメントを出していない。

AP通信は情報筋の話しとして、「ペゼシュキアン大統領の訪問に備えて空港を警備していた関係者が2回、大きな爆発音を聞いた」と伝えている。

イランの支援を受けるイラク民兵は過去1年間、定期的にイラクの米軍基地を標的にしてきた。

そのひとつであるイスラム教シーア派武装組織カタイブ・ヒズボラは10日夜の爆発への関与を否定した。

カタイブ・ヒズボラの報道官は声明で、「空港への攻撃は不審者によって行われたものであり、その目的はイラン大統領のバグダッド訪問を妨害することである」と主張した。

これらの民兵組織は米政府がイスラエルによるガザ侵攻を支援しているという理由で米軍基地への攻撃を繰り返している。

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