◎現場は首都テヘランの南東約500キロに位置する市郊外の道路。
イラン中部ヤズド州でシーア派の巡礼者を乗せたバスが事故を起こし、少なくとも28人が死亡、23人が負傷した。国営イラン通信(IRNA)が21日に報じた。
それによると、事故は20日夜に発生。猛スピードで道路を外れて未舗装の土地に突っ込み、ひっくり返った。現場は首都テヘランの南東約500キロに位置する市郊外の道路。
バスはパキスタン南部シンド州からイラクの巡礼地に向かっていた。
IRNAは警察関係者の話しとして、「現場で28人の死亡を確認し、23人が負傷、うち14人が重傷である」と伝えている。乗客は全員パキスタン人であった。
バスには51人が乗車していた。運転手の安否は不明。
IRNAが報じた映像にはすべての窓ガラスが割れ、逆さまになったバスと野次馬の姿が映っていた。
IRNAの取材に応じた警察官は「バスのブレーキが故障したという情報があり、生存者から話を聞いている」と述べた。
パキスタン当局によると、バスに乗っていたのはシンド州から来た人々だという。
パキスタンのシャリフ(Shehbaz Sharif)首相は声明で哀悼の意を表明し、外交官が被害者に支援を提供していると述べた。