◎武装勢力は警備が手薄な郊外の道路に罠を仕掛け、学生や女性を標的にすることが多い。
ナイジェリア、誘拐事件に巻き込まれた学生(Getty Images)

ナイジェリア中部ベヌエ州で正体不明の武装集団が少なくとも20人の大学生を誘拐した。警察が16日、明らかにした。

それによると、学生たちは北東部ボルノ州の大学に通う学生で、南部の州へ移動中、15日夕方にベヌエ州の道路で待ち伏せに遭い、拉致されたという。

同国の北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムを含む多くの武装勢力が活動しており、このような誘拐事件が多発している。

被害者の多くが数千から数万ドルの身代金を支払って解放されている。

武装勢力は警備が手薄な郊外の道路に罠を仕掛け、学生や女性を標的にすることが多い。

地元メディアによると、今回誘拐されたのはボルノ州の2つの大学に通う学生であった。両大学は事件を非難し、即時の解放を求めた。

ボコ・ハラムは2014年、ボルノ州チボクの学校を襲撃し、12歳~17歳の少女276人を誘拐。その多くが今も行方不明のままである。

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