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◎アルカイダ系メディア「az-Zallaqa」は2日夜、ニジェール北東部で拘束されたとみられる男性2人を公開した。
ブルキナファソ、イスラム過激派組織の戦闘員(Getty Images)

ロシア人を名乗る2人の男性が国際テロ組織アルカイダ系のJNIM(Jama'at Nusrat al-Islam wal-Muslimin)に拘束されたとみられる。

アルカイダ系メディア「az-Zallaqa」は2日夜、ニジェール北東部で拘束されたとみられる男性2人を公開した。

2人は並んで座り、カメラに向かって話した。1人はこの地域でJNIMに捕まるまで地質学者としてロシアの会社で働いていたという。

もう1人は自分の名前と国籍を名乗り、ニジェールに1ヶ月滞在していると語った。

この映像が撮影された時期は不明。2人は英語で話し、いつ拘束されたかは明らかにしなかった。

ロシア外務省はこの映像に関するコメントを出していない。

2人がロシア人であることが確認されれば、西アフリカ地域でロシアの民間軍事会社ワグネルが影響力を増す中、この地域で誘拐された最初のロシア人となる。

ロシアは西側とアフリカ諸国の関係悪化に乗じて軍事政権の支配下に置かれる西アフリカのニジェール、マリ、ブルキナファソに戦闘員を送り込んでいる。

ワグネルは治安維持任務と引き換えに、これらの地域の鉱物資源から利益を得ているとみられる。

ニジェールは昨年クーデターが起きる前、この地域でアルカイダやイスラム国(ISIS)系組織と戦う西側諸国の最重要パートナーであった。

しかし、ニジェールはこの数カ月で旧宗主国のフランスや米国との連携を断ち切り、ロシアに急接近。民間人を巻き込みながらイスラム過激派を掃討している。

今年4月にはワグネルの傭兵とみられる戦闘員がニジェールの防空を強化するため、現地入りした。

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