◎事件は21日夕方に発生。正体不明の武装集団がブルキナファソとの国境に近い集落に押し入り、住民を虐殺した。
マリ北部、イスラム過激派組織の戦闘員(Getty Images)

西アフリカ・マリ中部の集落に武装集団が押し入り、住民少なくとも26人を殺害した。現地メディアが23日に報じた。

それによると、事件は21日夕方に発生。正体不明の武装集団がブルキナファソとの国境に近い集落に押し入り、住民を虐殺したという。

犯行声明を出した組織は確認されておらず、軍政はこの事件に関する声明を出していない。捜査が進んでいるかどうかも不明だ。

西アフリカのマリ、ブルキナファソ、ニジェールは10年以上にわたってサヘル地域に拠点を置く国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織と戦ってきた。

その中でもマリ中北部の治安は特に悪く、このような事件が多発している。

アルカイダ系組織JNIM(Jama'at Nusrat al-Islam wal-Muslimin)は今月初め、首都バマコ郊外にある結婚式場を襲撃し、少なくとも21人を殺害した。

軍政は旧宗主国であるフランスとの関係を断ち、ロシアの民間軍事会社ワグネルと契約を結び、民間人を巻き込みながら過激派掃討を続けている。

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