◎当局は川に落ちて行方不明になった作業員6人のうち2人の遺体を収容している。
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米東部メリーランド州ボルティモアのパタプスコ川に架かるフランシス・スコット・キー橋を破壊した大型コンテナ船が20日、近くの港に曳航された。
この貨物船は3月26日、米国で最も混雑する港のひとつであるボルティモア港につながる橋に衝突した。
当局は川に落ちて行方不明になった作業員6人のうち2人の遺体を収容している。
20日早朝、5隻のタグボートと他の支援船が事故現場から全長約300メートル、幅約50メートルの貨物船を近くの港に約2時間かけて曳航した。
現場で対応に当たった軍の報道官は声明で、「ボルティモア港へのルートを確保する取り組みは第二段階に入った」と述べた。
現場では残骸の撤去作業が続けられている。
地元メディアによると、撤去作業の進捗は全体の70%程度。事故前の水路幅約210メートルを回復し、水中の残骸を全て撤去するまで続くという。残骸の撤去により通行可能となった幅は20日時点で約120メートルとなっている。
港湾当局はこの事故以来、最初のクルーズ船が5月26日にボルティモア港を出港する予定としている。
行方不明となっている残り4人の捜索は残骸の撤去作業と並行して進められている。