◎木造フェリーは首都バンギの中心部を流れる河川で19日に沈没。乗客300人以上が川に投げ出された。
中央アフリカ共和国の河川でフェリーが沈没し、乗客少なくとも20人が死亡した。現地メディアが20日に報じた。
それによると、この木造フェリーは首都バンギの中心部を流れる河川で19日に沈没。乗客300人以上が川に投げ出されたという。
事故を目撃した地元の漁師たちが多くの乗客を救出。その後、陸軍・地元民兵・警察が遺体を収容した。
救助に携わった漁師の1人はAP通信の取材に対し、「少なくとも20人の遺体を引き上げた」と語った。「ひどい1日でした...」
バンギの医療機関によると、陸軍と警察が行方不明者の捜索を続けており、死者の数は増える可能性が高いという。
中央政府はコメントを出していない。正確な死者数は不明だ。
バンギの民兵や市民団体がX(旧ツイッター)に声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表し、政府に対し、フェリーが沈没した原因を調べるよう求めた。
同国は内戦状態にあり、国土のおよそ3分の2がイスラム教徒で構成される民兵組織「セレカ(Seleka)」や他の反政府勢力の支配下に置かれている。