◎このケーブルカーは標高約600メートルの山頂と麓の公園を結ぶもので、12日午後に全システムが緊急停止し、約200人が閉じ込められた。
トルコ・アンタルヤ郊外のケーブルカーで事故があり、1人が死亡、7人が負傷した。現地メディアが12日に報じた。
それによると、このケーブルカーは標高約600メートルの山頂と麓の公園を結ぶもので、12日午後に全システムが緊急停止し、約200人が閉じ込められたという。
システム停止直後、1台がケーブルを結ぶ柱に接触。その反動でドアが開き、男性1人が転落死した。消防によると、亡くなったのは54歳のトルコ人。子供2人を含む7人が負傷したという。
イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「負傷した5人がヘリで搬送され、残り2人の救出作業が続いている」と書き込んだ。
それによると、沿岸警備隊の航空部隊や山岳警備隊の隊員など160人以上が救助作業に参加しているという。
アンタルヤ市長室もSNSに声明を投稿。「エンジニアがケーブルカーの再起動を試みている」と書き込んだ。
このトラブルにより、乗客184人が25のカーポッドに閉じ込められた。
その後、消防当局は事故から約6時間が経過した真夜中近くの時点で49人を救出し、残り135人の救助作業を続けていると報告した。
このケーブルカーは麓のビーチから標高618メートルの山頂にあるレストラン・展望台を結んでいる。運営管理者はアンタルヤ市。