◎米国内でH5N1のヒト感染が確認されたのは2022年以来、2例目。
米疾病対策センター(CDC)は1日、南部テキサス州でH5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染が1件確認されたと発表した。
それによると、この個人は当局に対し、「感染前に鳥の死骸に触れたり、動物に触ったりしたことはない」と説明したという。
米国内でH5N1のヒト感染が確認されたのは2022年以来、2例目。
鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。
ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。
CDCはヒトへの感染が拡大する可能性は低いと指摘する一方、鳥などの死骸を見つけた時は安易に触らず、当局に連絡するよう呼びかけている。
ヒトからヒトへの感染は確認されていない。
テキサス州では先月、鳥インフルに感染した乳牛が1頭確認された。
CDCによると、この牛は目の充血が見られたものの、インフルエンザ用の抗ウイルスを接種し、すでに回復したという。