◎キューバは史上最悪の経済・エネルギー危機に直面している。停電は1日数時間、長い時は8時間を超える。
キューバ共産党は18日、南東部サンティアゴデクーバなどで行われた停電と食料不足に抗議するデモに在米国大使館が介入したと主張した。
国営テレビによると、外務省は首都ハバナの駐米大使を召喚し、説明を求めたという。
このデモはサンティアゴデクーバを含む複数の都市で17日遅くに行われた。
サンティアゴデクーバの通りには100人以上が集まったとみられる。
このデモはX(旧ツイッター)やフェイスブックで拡散。地元の人権団体によると、サンティアゴデクーバのデモに参加した市民少なくとも3人が逮捕されたという。
在米国大使館はフェイスブックに声明を投稿。キューバ政府に平和的な抗議デモを認めるよう促した。「我々はキューバ政府に対し、デモ参加者の人権を尊重し、国民の正当なニーズに応えるよう強く要請する...」
外務省の報道官は18日、AP通信の取材に対し、「この発言は無礼であり、内政干渉に他ならない」と語った。
キューバは史上最悪の経済・エネルギー危機に直面している。停電は1日数時間、長い時は8時間を超える。
さらに食料不足とインフラが危機に拍車をかけ、数十万人が国外に逃亡。その大半が米国を目指している。