◎キューバは史上最悪の経済・エネルギー危機に直面している。
キューバ、首都ハバナの通り、食料不足などに抗議するデモ(Getty Images)

キューバ南東部サンティアゴデクーバで停電と食料不足に抗議するデモが行われ、数十人がシュプレヒコールを上げた。現地メディアが18日に報じた。

それによると、デモは複数の都市で17日に行われたという。

ソーシャルメディアで拡散した動画には「停電にウンザリ」「何とかして」と書かれた看板を掲げて共産党に抗議するデモ隊が映っていた。

国営テレビもサンティアゴデクーバでデモが行われたと報じた。

ディアスカネル(Miguel Díaz-Canel)大統領はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「デモが行われたという報告を受けている」と書き込んだ。

国営テレビはサンティアゴデクーバのデモについて、「燃料不足による長時間の停電や食料不足に抗議する数十人が街頭に繰り出した」と伝えている。

キューバは史上最悪の経済・エネルギー危機に直面している。

停電は1日数時間、長い時は8時間を超える。食料不足とインフラが危機に拍車をかけ、数十万人が国外に逃亡。その大半が米国を目指している。

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