◎2018年に大規模な抗議デモが勃発して以来、オルテガ政権は3500以上のNGOを閉鎖または非合法化してきた。
ニカラグア、オルテガ大統領(右)と妻のムリジョ副大統領(Alfredo Zuniga/AP通信)

ニカラグア政府は18日、首都マナグアに拠点を置くボーイスカウトと7つのNGOに閉鎖を命じた。

国営テレビによると、内務省はニカラグア・スカウト協会が財務諸表を提出しなかったと非難。それを「賞味期限切れ」と呼び、閉鎖を命じたという。

内務省は声明で、「応じない場合は協会に出入りする者をひとり残らず逮捕する」と警告した。

同じく閉鎖を命じられた7つのNGO(4つは宗教団体)も閉鎖を命じられた。同省は土地や建物を含むすべての資産を没収するとしている。

内務省は8つの組織を「ヤンキー帝国(米国)のスパイ」と呼び、「反逆者」と非難した。

2018年に大規模な抗議デモが勃発して以来、オルテガ政権は3500以上のNGOを閉鎖または非合法化してきた。

弾圧が加速した結果、数十万人が国外に流出。その大半が隣国コスタリカに渡り、米国を目指している。

米国務省は17日、独裁者オルテガ(Daniel Ortega)大統領の与党・・サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)の職員100人以上を制裁リストに追加したと発表した。

同省のミラー(Matthew Miller)報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「これはオルテガ・ムリジョ政権による広範な弾圧に対応するものである」と書き込んだ。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク