◎爆発はナイロビ近郊の住宅地内にある違法LPガスプラントで1日遅くに発生。大火災に発展し、少なくとも3人が死亡、24人が重傷を負い、病院で治療を受けている。
ケニアのルト(William Ruto)大統領は3日、首都ナイロビの違法液化石油ガス(LPG)プラントが爆発し、少なくとも3人が死亡、300人近くが重軽傷を負った事故について、「汚職と無能な役人が引き起こした」という見方を示した。
ルト氏は声明で、「プラントの操業を許可した役人を解任し、起訴しなければならない」と糾弾した。
爆発はナイロビ近郊の住宅地内にある違法LPガスプラントで1日遅くに発生。大火災に発展し、少なくとも3人が死亡、24人が重傷を負い、病院で治療を受けている。
地元メディアによると、警察はプラントの所有者を探している。
爆発による、いくつかのガスボンベが爆発の衝撃で数百メートル吹き飛び、家屋に着弾。火災を引き起こしたという。
プラントの所有者は昨年、当局にLPガス貯蔵・充填工場の建設許可を申請したが、受理されなかったと伝えられている。
しかし、ルト氏は声明で、「恐ろしいことに、何者かが住宅地で危険なプラントを操業する許可証を発行していたようだ」と明らかにした。
またルト氏は所有者が役人に賄賂を渡し、「ライセンスを購入した疑いがある」と非難した。「汚職にまみれた無能な役人が賄賂と引き換えにライセンスを発行したのです...」
環境省の報道官は声明で、「プラントのライセンス発行に関与した環境コンプライアンス部門の部長を含む公務員4人を停職処分にした」と発表。警察の捜査に全面的に協力にするとした。