◎野党は来年の大統領選までに憲法と選挙法を改正するよう求めている。
タンザニアの主要野党の支持者数百人が24日、最大都市ダルエスサラームでデモ行進を行った。
野党がデモを行ったのはハッサン(Samia Suluhu Hassan)大統領が昨年1月に政治集会禁止令を解除して以来初めて。
野党は来年の大統領選までに憲法と選挙法を改正するよう求めている。
故マグフリ(John Magufuli)前大統領は2015年に政治集会を禁じた。その後継者であるハッサン氏は和解戦略の一環として、昨年禁止令を解除した。
野党は選挙の結果に異議を唱え、法廷で争えるように憲法を改正することを望んでいる。また大統領が選挙管理委員会のメンバーを選出できないように選挙法を改正することも求めている。
野党指導者のムボウ(Freeman Mbowe)議員は演説で、「大統領と与党が憲法改正とインフレ対策強化を求める国民の声に耳を傾けないことに腹を立てている」と語った。
デモ隊は警察の厳重な監視の下、ダルエスサラームの通りを平和的に更新した。
AP通信の取材に応じた参加者は「政府が国民の意見を聞き入れるまでデモを続けたい」と述べた。