◎射殺されたのはドミニカ共和国で外交官として働いていた男性。第2の都市カパイシアンの国際空港近くで何者かに撃たれ、死亡した。
ハイチ、首都ポルトープランスの国際空港(ロイター通信)

ハイチの元外交官が北部の空港近くで何者かに射殺された。地元警察が23日、明らかにした。

それによると、射殺されたのはドミニカ共和国で外交官として働いていた男性。第2の都市カパイシアンの国際空港近くで何者かに撃たれ、死亡したという。

それ以上の詳細は明らかにされておらず、逮捕者も出ていないようだ。

この男性はハイチとドミニカの国境近くに位置する町で外交官として働き、ハイチ上院議会選にも出馬したことがあるという。

ハイチの治安は2021年のモイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺と同年8月に西部で発生したM7.2の大地震で崩壊し、破壊と暴力が蔓延している。

ポルトープランスでは1年ほど前から複数の武装ギャングが地域の支配権をめぐって血みどろの抗争を繰り広げている。

国連はこのギャング間抗争で民間人数千人が死亡または行方不明となり、数十万人が国外に逃亡したと推定している。

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