◎オルテガ政権が2018年の大規模デモを暴力でねじ伏せて以来、数十万人が国外に脱出したと推定されている。
ニカラグア政府は14日、アルバレス(Rolando Álvarez)司祭を含むを18人の聖職者を釈放し、バチカン当局に引き渡したと発表した。
大統領府の報道官は声明で、「バチカン政府との交渉の末、司祭らを解放した」と明らかにした。
独裁者のオルテガ(Daniel Ortega)大統領は昨年2月、米政府の仲介により、囚人222人を解放し国外に追放。市民権を剥奪した。
アルバレス氏はオルテガ氏を批判し、反政府デモを支援した罪などに問われ、禁固26年の刑に服していた。
オルテガ政権が2018年の大規模デモを暴力でねじ伏せて以来、数十万人が国外に脱出したと推定されている。
オルテガ政権は教会がデモを支援したと主張し、司祭や関係者数十人を拘束したとみられる。
オルテガ政権は昨年10月、バチカンとの合意に基づき、様々な容疑で実刑判決を受けた司祭12人を釈放した。