◎12月20日の大統領選、議会選、地方議会選の結果は確定している。
コンゴ民主共和国の選挙管理委員会は7日、先月の国政選挙に立候補した82人が不正に関与したと発表。該当者の票を無効にした。
それによると、82人は複数の不正に関与したとみられる。選管は82人が投票用紙を所持したり、有権者を買収・脅迫したと告発した。
大統領選の候補は12人。連立与党の候補は20人を超え、そのうち3人が閣僚とされる。
12月20日の大統領選、議会選、地方議会選の結果は確定している。
選管は声明の中で、「大統領選の主要野党候補が投票用紙を支持者に配ったり、買収を主導した可能性がある」と非難した。
あるケースでは議員に買収された個人が少なくとも10回投票したとされる。
選管は12月31日に大統領選の結果を公表。チセケディ(Félix Tshisekedi)大統領が野党候補を圧倒し、再選を決めた。
野党連合は選管を「政府の犬」と呼び、市民に抗議デモを呼びかけている。
西側の選挙オブザーバーと人権団体も選管の運営に疑問を呈し、締め切り後も投票が継続されたり、投票所が開設されなかった地域があると非難している。