◎2位候補の得票率は18%、3位は5%、ノーベル平和賞を受賞した医師のムクウェゲ氏は1%に満たなかった。
2023年11月19日/コンゴ民主共和国、チセケディ大統領の選挙集会(AP通信)

コンゴ民主共和国の選挙管理委員会は12月31日、大統領選の結果を公表し、得票率70%超で現職のチセケディ(Félix Tshisekedi)大統領が再選を決めたと発表した。

野党と市民団体は物流の問題、紛争、買収などで選挙が台無しになったと主張。やり直しを求めている。

チセケディ氏は首都キンシャサの党本部で演説。有権者に謝意を示し、政権のコミットメントを堅持すると約束した。

選管によると、2位候補の得票率は18%、3位は5%、ノーベル平和賞を受賞した医師のムクウェゲ(Denis Mukwege)氏は1%に満たなかった。

投票率は40%を超え、約1800万人が投票した。選管は結果を憲法裁判所に送る。

他の候補は2日以内に異議を唱えることができる。憲法裁判所は7日以内に決定を下し、最終結果は1月10日に発表され、同月末に就任式が開かれる予定である。

地元メディアによると、東部の紛争地では投票所が開設されず、数百万人が投票する権利を奪われた。

それ以外の地域でも投票所が開設されなかったり、雨でボロボロになった投票用紙を使う投票所もあった。

一部の地域では締め切りから5日経ってもまだ投票が行われていた。

西側の選挙オブザーバーと人権団体は選管の運営に疑問を呈し、締め切り後も投票が継続されたり、投票所が開設されなかった地域があると非難している。

野党は選挙を「茶番」と呼び、有権者に結果を受け入れず、抗議デモに参加するよう呼びかけている。

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