◎ブルンジでは先週、コンゴの南キブ州に拠点を置くRED-Tabara(レッドタバラ)がタンガニーカ湖近くの集落を急襲。住民少なくとも20人を殺害した。
東アフリカ・ブルンジのヌダイシミイエ(Evariste Ndayishimiye)大統領は29日、ルワンダ政府がコンゴ民主共和国東部に拠点を置くテロ組織に資金を提供していると非難した。
ブルンジでは先週、コンゴの南キブ州に拠点を置くRED-Tabara(レッドタバラ)がタンガニーカ湖近くの集落を急襲。住民少なくとも20人を殺害した。
レッドタバラはX(旧ツイッター)に犯行声明を投稿。「住民ではなく、陸軍兵士9人と警察官1人を殺害した」と主張した。
ブルンジ当局はレッドタバラをテロ組織に指定。この組織は2011年に創設され、複数のテロに関与したと告発されている。
ヌダイシミイエ氏は国営ラジオ放送で、「レッドタバラはルワンダ政府の支援を受け、体制を強化している」と語った。
またヌダイシミイエ氏は「ルワンダ政府はレッドタバラに制服、食料、現金を配り、保護し、軍事訓練を提供している」と主張した。
ルワンダ政府はヌダイシミイエ氏の発言に反応を示していない。
ルワンダは以前、レッドタバラの戦闘員も国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の保護下にあると述べ、同国内に潜伏する戦闘員を引き渡すことはできないと表明していた。
ブルンジはヌダイシミイエ氏が就任した2020年6月にルワンダ国境の封鎖を再開。関係改善に向けた取り組みが進められていた。