◎事件は22日夕方、タンガニーカ湖のコンゴ国境に近くに位置する集落で発生した。
コンゴ民主共和国、タンガニーカ湖の船着き場(Getty-Images)

コンゴ民主共和国東部に拠点を置く反政府勢力が隣国ブルンジの集落を襲撃し、民間人少なくとも20人を殺害した。地元当局が23日、明らかにした。

それによると、殺害された20人のうち12人が子供、3人が女性であった。

事件は22日夕方、タンガニーカ湖のコンゴ国境に近くに位置する集落で発生。コンゴ東部・南キブ州に拠点を置くRED-Tabara(レッドタバラ)がX(旧ツイッター)に犯行声明を投稿した。

レッドタバラは民間人への攻撃を否定し、「陸軍兵士9人と警察官1人を殺害した」と主張している。

ブルンジ政府はレッドタバラをテロ組織に指定している。この組織は2011年に創設され、複数のテロに関与したと告発されている。

AP通信は目撃者の話しとして、「テロリストは陸軍の制服を着用し、集落の周辺に配備されていた治安当局を追い払った後、住民を処刑した」と伝えている。

ブルンジ政府は昨年8月、コンゴ最大の反政府勢力「3月23日運動(M23)」を抑えるコンゴ陸軍の活動を支援するため、北キブ州に部隊を派遣した。

一部のオブザーバーはコンボへの部隊派遣でブルンジ陸軍本体の戦力が低下し、レッドタバラを抑えにくくなったのではないかと指摘している。

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