◎タンクローリーは何らかの理由で道路上に停止した後、市民に囲まれ身動きが取れなくなった。
西アフリカ・リベリアの中央部で石油タンクローリーが爆発し、40人以上が死亡した。地元当局が28日、明らかにした。
それによると、タンクローリーは27日、何らかの理由で道路上に停止した後、市民に囲まれ身動きが取れなくなったという。
地元ラジオ局は目撃者の話しとして、「人々は破損したタンクから漏れ出したガソリンをくみ上げ、バケツに入れていた」と伝えている。
その後、タンクローリーは爆発・炎上した。
警察によると、遺体は性別が分からないほど黒焦げになっていたため、その日のうちに集団墓地に埋葬したという。
少なくとも83人が負傷し、近くの公民館や病院に搬送された。
集団葬に参列した役人は地元ラジオ局の取材に対し、「ひどい年末になり、遺族も困惑しているだろう」と語った。
保健当局はフェイスブックに声明を投稿。「死傷者の数は増える可能性がある」と書き込んだ。
負傷者を治療している病院の医師らは中央政府に緊急支援を要請した。
また医師らはタンクローリーが停車または事故を起こした時もガソリンを盗んだり、その周りに集まらないよう訴えた。