◎セネガル陸軍はガンビアとギニアビサウの国境が入り混じるカサマンスで数カ月前から治安維持任務に当たっている。
セネガル南部カサマンスで陸軍の車両が対戦車地雷に接触・爆発し、兵士4人が死亡した。当局が15日、明らかにした。
それによると、事故はガンビア国境近くで14日に発生。パトロール任務中の車両が全焼し、乗員4人が死亡、3人が負傷したという。
それ以上の詳細は明らかにされていない。
セネガル陸軍はガンビアとギニアビサウの国境が入り混じるカサマンスで数カ月前から治安維持任務に当たっている。
同地域の独立を求める反政府勢力「カサマンス民主勢力運動(MFDC)」と国軍の戦闘による死者はこの40年で数千人に達したとされる。
陸軍が最後に兵士の死亡を伝えたのは今年1月であった。
当局は近年、ギニアビサウ国境近くにあるMFDCの基地をいくつか破壊し、避難民の再定住に取り組んでいる。
サル(Macky Sall)大統領はカサマンス和平を優先課題のひとつに掲げ、MFDCと対話を続けてきた。
中央政府はMFDCと何度か和平協定を結んでいるが、履行されているかどうかは不明である。