◎この騒々しい争いは検察当局が首都ティラナの土地購入計画で不正を働いたとされるベリシャ元首相を告発したことで勃発した。
2023年12月14日/アルバニア、首都ティラナの国会(AP通信)

アルバニアの野党は14日、ラマ(Edi Rama)首相が汚職や不正を働いていると主張し、国会の開会を妨害した。

地元メディアによると、国会警察が議場の入り口を封鎖し、与党議員に暴力を振るい処罰されたことのある野党議員の入場を阻止したという。

野党はこれに激怒し、国会警察を押しのけ議場に突撃。入り口付近に陣取り、与党議員の入場を妨害した。

この騒々しい争いは検察当局が首都ティラナの土地購入計画で不正を働いたとされるベリシャ(Sali Berisha)元首相を告発したことで勃発。野党・アルバニア民主党はこれに激怒し、国会で大暴れした。

民主党は与党・社会党の議員が議場に立つと椅子を積み上げ、発煙筒を燃やし、ボヤを起こし、マイクをつかんだこともあった。

報道によると、民主党は14日の騒乱でも椅子を積み上げようとしたが、警察に邪魔されたため、発煙筒を燃やして大騒ぎしたという。

議長はこの日予定した法案の審議を延期し、民主党を非難した。

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