◎イスラエル軍は占領下のゴラン高原から首都ダマスカスに向けてミサイルを発射。国際空港や他の軍事拠点を空爆した。
イスラエル軍がシリア・ダマスカスの国際空港を空爆し、滑走路が使用不能になった。国営シリア・アラブ通信(SANA)が26日に報じた。
それによると、イスラエル軍は占領下のゴラン高原から首都ダマスカスに向けてミサイルを発射。国際空港や他の軍事拠点を空爆した。死傷者には言及していない。
イスラエルはパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスとの紛争が勃発して以来、ダマスカスとアレッポの国際空港を数回空爆している。
またイスラエルはゴラン高原にアサド政権のロケット弾が着弾したことを受け、シリア西部の一部地域を繰り返し攻撃している。
イギリスのNGOシリア人権監視団もダマスカスの国際空港と複数の地域にイスラエルのミサイルが着弾したと発表。目撃者の話しとして、「複数人が負傷した」と明らかにした。
イスラエル軍はアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
アサド政権はイスラエルの宿敵イランと緊密に連携し、ガザ紛争においてもハマス側についている。