◎6人の遺体は首都サントドミンゴにある墓地の入口付近で発見された。
ドミニカ共和国の首都サントドミンゴにある墓地の入口付近で新生児6人の遺体が発見された事件について、警察は6日、指名手配していた墓地の管理人が出頭したと明らかにした。
6人の遺体は4日に発見され、警察が死体遺棄事件として捜査していた。死亡が確認されたのは女児4人と男児2人。足と手首には病院のタグが取り付けられたままで、暴行を受けた形跡はなかったという。
地元メディアによると、墓地の管理人とされる男はインターネット上にビデオ声明を投稿。「業務時間外に墓地をパトロールした際、6人の遺体をそこに置き忘れてしまった」と主張した。
管理人は「酒を飲んでいたため、酔っぱらって忘れてしまった」と主張しているようだ。
6人のタグは墓地のすぐ近くにある市立病院のものであった。
地元テレビ局は4日、この市立病院の院長の話しとして、「6人の遺体は法に基づいて埋葬処理するため、サントドミンゴの葬儀社に3日に引き渡した」と報じていた。
この葬儀社のオーナーは地元テレビ局の取材に対し、「墓地の管理人に遺体を引き渡した」と述べていた。
当局によると、6人の生まれた日はバラバラで、死産の子と生まれて数時間後に死亡した子がいた。また6人の両親はいずれも葬儀・埋葬の費用を支払うことができなかったため、遺体を引き取らなかったという。
警察は逮捕した墓地管理人の認否を明らかにしていない。