◎事故は首都ハラレの西方約100キロに位置する町の鉱山で9月29日に発生。34人の鉱夫が崩落に巻き込まれ、21人が自力で脱出もしくは救助された。
2023年9月30日/ジンバブエ、首都ハラレ郊外、金鉱山の崩落事故で死亡した鉱夫の遺体(AP通信)

アフリカ南部・ジンバブエの国営テレビは1日、首都ハラレ郊外の金鉱山で発生した崩落事故の犠牲者が13人にのぼる見込みと報じた。

事故は首都ハラレの西方約100キロに位置する町の鉱山で9月29日に発生。34人の鉱夫が崩落に巻き込まれ、21人が自力で脱出もしくは救助されたという。

国営テレビは与党・ZANU-PF(ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線)関係者の話しとして、「廃坑となった金鉱山で起きた事故の犠牲者は13人にのぼる見込みである」と伝えている。

それによると、ボランティアと警察当局は現場で8人の死亡を確認し、生き埋めになった5人の遺体は発見できなかったという。

捜索活動は9月30日に打ち切られた。

この廃坑はドイツの企業が管理し、入り口を封鎖していたものの、何者かがフェンスを破り、自由に入り込める状態になっていたようだ。

ジンバブエは金、石炭、ダイヤモンドの産出国。アフリカ最大のリチウム鉱床もあり、世界の注目を集めている。

国営テレビによると、鉱物が豊富な国立公園、放棄された鉱山、河川などは新たな鉱脈を見つけようとする人々で常にごった返しているという。

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