◎ハイチの治安は2021年7月のモイーズ大統領暗殺と同年8月に西部で発生したM7.2の大地震で崩壊し、破壊と暴力が蔓延している。
2021年11月2日/ハイチ、首都ポルトープランス郊外、ギャンググループ「G9&Family」のリーダー(Getty-Images)

中米ハイチの光ファイバーケーブルが何者かに切断され、一部地域でインターネットが利用できなくなっている。地元の通信会社2社が24日、明らかにした。

ディジセル・ハイチ(Digicel Haiti)社によると、首都ポルトープランス近郊にある光ファイバーケーブルが24日に切断されたという。

この結果、西部の一部地域でインターネットが利用できなくなった。

このケーブルは今週初めにも何者かに切断され、同社は仮復旧作業を終えたばかりだった。

アクセス・ハイチ(Access Haiti)社も今週初めに光ファイバーケーブルが切断されたと報告している。

両社は影響を受けた顧客の数を明らかにしていない。

ハイチの治安は2021年7月のモイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺と同年8月に西部で発生したM7.2の大地震で崩壊し、破壊と暴力が蔓延している。

ポルトープランスでは半年ほど前から複数の武装ギャングが地域の支配権をめぐって血みどろの抗争を繰り広げている。地元の人権団体はこの争いで民間人数千人が死亡または行方不明となり、数十万人が国外に逃亡したと推定している。

中央政府は国連安全保障理事会にPKOの派遣を要請しており、ケニアが主導する準備を進めている。

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