◎この刑法改正案は死刑を終身刑もしくは無期懲役に置き換えるとしている。
ガーナのアクフォアド大統領(Getty Images)

ガーナ議会(一院制、定数275)が死刑廃止を含む刑法改正案を賛成多数で可決した。地元メディアが26日に報じた。

それによると、ガーナ国内で死刑判決を受けた死刑囚は昨年末時点で176人。同国が最後に死刑を執行したのは1993年とされる。

この刑法改正案は死刑を終身刑もしくは無期懲役に置き換えるとしている。

アクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領は数日以内に法案に署名する予定だ。

改正案を起草した議員団は声明で、「この改正はガーナの人権を大きく前進させるものである」と喜びを表明した。

また議員団は世論調査の結果に言及し、「国民の大多数が死刑廃止を望んでいる」と述べた。

ロンドンに拠点を置くNGO「死刑プロジェクト(DPP)」によると、ガーナはアフリカ大陸で29カ国目、世界で124カ国目に死刑を廃止する国になる予定。

アフリカ大陸で過去2年の間に死刑を廃止した国は赤道ギニア、中央アフリカ共和国、シエラレオネ、ザンビアの4カ国。

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