◎一部の地元メディアは13日にスホイ34とスホイ35および、軍用ヘリ2機がブリャンスク市内に墜落したと伝えている。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は14日、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州でロシア軍の戦闘機とヘリが墜落したことについて、自軍の防空システムに撃墜された可能性があると示唆した。
一部の地元メディアは13日にスホイ34(Su-34)とスホイ35(Su-34)および、軍用ヘリ2機が市内に墜落したと伝えているが、ロシア政府は今のところ声明を出していない。
国営タス通信は関係者の話を引用し、「スホイ34とヘリ1機が墜落した」と伝えた。
いずれもロシア軍に所属していたとされるが詳細は不明だ。
ブリャンスク州はこの戦争中、何度も攻撃を受けてきた。原因不明の爆発で貨物列車2本が脱線したほか、3月には武装集団がウクライナから侵入し、民間人2人を殺害したと主張している。
米シンクタンク戦争研究所は今回の墜落について、「ウクライナ軍が国際的に認められたロシア領内で戦闘機を撃墜する可能性は低い」という見方を示している。
ウクライナ空軍の報道官は13日、公共放送のインタビューで、ロシアの一部メディアがウクライナ軍が墜落に関与したと報じたことを否定。ロシア自身に責任があると述べたが、その後、この発言も撤回した。
しかし、ワグネルのプリゴジン氏は同様の仮説を展開した。
プリゴジン氏はテレグラムに声明を投稿。ブリャンスク州の墜落現場周辺はロシア軍の防空網に守られることに触れ、「4機が墜落した地点はすべて防空圏内であることが判明した」と説明した。
ワグネルはウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートをめぐる戦闘の真っ最中にある。
プリゴジンは今週、ロシアの正規軍がバフムート近郊の拠点から逃亡していると報告。ロシア国防省はこれを否定し、バフムート北方の防御を強化するために部隊を配置転換したと主張した。